感想8 ライフシフト
読んでみればわかることに、内容的にはめちゃきつい本だ思える。
まぁ、事実は事実なのだから、それを認めないわけにはいかない。
どこの国でも似た環境にあるのだなというのもわかる。
過去を含めて、今までがあり、今があり、これからがあって、
寿命が延びてきて、今までの形では立ちいかない。今の変化もその流れだし、加速していくわけだ。
お金の問題が大きな問題で、それがすべてではないし、それだけを考えるのは間違いではあるけれども、
まずは考えなければならない問題で、その解決策自体は個別の問題になってしまう。
それにしてもいくら必要か、どのぐらい貯めていかなければならないか となると
若い人はその覚悟をもって、ということではあるけれども、そうでない人にはつらい。
実際に資産がある人の方が長生きというデータも出てくる。
自分が何をしたいのか、どうしていきたいのかを考えるというのが大事なことだと
より考えさせてくれる本。
子供のころから勉強して、学校出て、ずっと同じ会社で定年を迎えて、そのあと老後 では
これからは立ちいかなくなるよ、という本なわけだが。
世の中は定年延長とか、そうした流れになっていくにしても、それでも立ちいかない、
その時に、その前にどうするんだという話で、
”所得や貯蓄の問題ばかりが注目を浴びているが、真の試練は、長い人生を支えるのに必要な無形の資産をどのようにマネジメントするかという点なのだ”
とまさにそこなのだと思います。